セブ島移住7年目ついに「駐妻最終形態」へ。腸活とゴシップと推し

ジップロックで作成中の塩麹と醤油麹

通算するとセブ生活も7年目。定期的にやってくる「セブいやいや期」がまた発症しました。「ナイフみたいにとがっては、触るものみな傷つけ」るギザギザハートのわたしが何をしていたかと言えば……ひたすら皇室ゴシップをディグる毎日。もはや、ルーティーン。

「そのネタ擦りすぎじゃない?」とツッコめるようになるほど、スマホにかじりついてゴシップを漁り、浮世離れした世界に思いを馳せて現実逃避。しかし、わたしの中にわずかに残っていた「セブで丁寧な暮らし」への執念が、いやいや期に立ち向かうべく力を振り絞りました。

セブ島で丁寧な暮らしを阻む「温度計の悲劇」と乾燥麹

始まりは「セブで甘酒が飲みたい」という思いでした。海外特有の暴力的な甘さでないホっとするやさしい甘さ欲を満たしたい、流行りの腸活を可能な限り持続したいと日本から乾燥麹を持ち込んだのですが、ここで痛恨のミスが発覚。甘酒作りに必須の「温度計」を日本に置いてきてしまったのです。

「セブで買えばいいじゃない」と思うかもしれませんが、以前セブで購入した秤(はかり)が1度も正確な数値を提示してくれることなくゴミ箱行きになったトラウマを抱えるわたしにとって、現地の計器類は「インテリア」という概念。初めての甘酒作りに温度計なしで挑むのは、あまりにリスキーすぎる……。

ここで、わたしが召喚したのは「混ぜて放置するだけ」というズボラ界のレジェンド。そう、塩麹と醤油麹です。

海外生活の救世主!セブ島で手作りする塩麹・醤油麹のススメ

セブに移住して不便に感じるのが、発酵食品が手に入りにくいこと。納豆やヨーグルトは「ここはLAか?」と毎回ひとりツッコミするほど価格が高いですし、ホンモノの漬物も外国ではなかなか見つかりません。そんな環境で、家族の健康のために麹菌を育てるわたし……これぞ「駐妻の鑑」と自画自賛しながら病み期の自分を奮い立たせました。

作り方は驚くほど簡単。道具すら不要、ジップロックだけで完結します。

  • 塩麹:乾燥麹+塩+水。分量通りジップロックに入れて1週間ぐらい毎日混ぜるだけ。
  • 醤油麹:乾燥麹+醤油。こちらも分量通りジップロックに入れて1週間ぐらい毎日混ぜるだけ。。

「もうセブにいて麹なんて手に入らないよ」という方は、レモンと塩を混ぜて発酵させるだけの塩レモンがおすすめ。アヤラセンターセブのメトロスーパーマーケットなどで、オーガニックで有名なGod’s Grace Farm(ゴッズグレイスファーム)の新鮮なレモンを見つけたら、即挑戦できます。

腸内環境が整えば、気持ちも前向きになるはず。雅子さまが適応障害を乗り越えられご活躍されているように、わたしも「セブいやいや期」を乗り越えたい(小物感)。ゴシップ漁りをしていたはずが、いつしか皇后雅子さまのお立場やお心遣い、そして完璧な所作に胸を打たれはじめました。

セブ島生活の末に到達した「駐妻最終形態」と雅子さまへの憧れ

常温で発酵を進める麹たちがカビないように毎日混ぜる丁寧な暮らしへの布石と、皇室ゴシップ沼の先に現れたのは皇后陛下への礼讃。まさに「雅子さま推し」爆誕の瞬間です。

「尊い……アクスタ欲しい……」
「6ヶ国語を操るマルチリンガルで、コミュ力も神。存在がファンサ……」

雅子さまの聡明さと品格に触れ、ゴシップでドロドロとこねくり回したわたしのギザギザハートは浄化され、なんと英語の勉強に対するモチベーションまで湧いてきました。病み期からの脱却です。

日本皇室へ想いを馳せながら、キッチンでジップロックに入った麹を揉む丁寧な暮らし(風)。このカオスな融合こそが、移住7年目にして到達した「駐妻の完成形」なのかもしれません。