今年度、子どもが通うセブの小学校は4分の1ほど登校できませんでした。
地震、台風、ASEAN開催——によって対面授業をやめるよう行政から指示があったためです。幸いウチは、中東情勢のガソリン高騰による保護者送迎の負担軽減のためのオンライン授業への切り替えは免れましたが、エネルギー非常事態を受けて登校を控えた学校も近隣にありました。
登校できない日の半数以上は、オンライン授業ですらないasynchronous class。課題だけ出て、あとは各自でお願いします、という日。低学年の子を持つ親にとっては、ほぼ親のタスクです。
そんな日が積み重なるうちに、ふと思いました。セブにいるのに学校へ通えないなら、日本にいても同じじゃないの、と。
「オンラインなら、セブにいる必要ない?」という気づき
そこで「安価で通えるインターナショナルスクール」を探してみたところ、たどり着いたのがオンラインインターナショナルスクールの「21Kスクール(21K School)」でした。
校舎を持たず、ライブ授業・録画授業・課題をすべてオンラインで完結させる学校です。帰国子女やノマドファミリーの間では少しずつ知られてきている選択肢ですが、日本ではまだ情報が少ない。せっかく調べたので、まとめておきます。
オンラインのインターナショナルクール「21Kスクール」とは
2020年にインドで創立されたオンライン専門のインターナショナルスクール。75カ国以上の生徒が在籍しており、毎日1,250時間以上のライブオンライン授業を実施しています。全授業は録画されているので、時差や体調不良で受けられなかった日も後から視聴できます。
入学時期は年4回(1月・4月・6月・9月)。先着順のため、気になる方は早めに動く必要があります。初回の登録料は約999インドルピー(2026年5月時点で約1,800円程度)で、年間費用はカリキュラムと学年によって異なりますが、Britishカリキュラムで年間約9万〜18万円程度(同時点のレートによる換算)。国内インターナショナルスクールの年間相場が200〜250万円であることを考えると、価格差は圧倒的。
なお、低学年の子どもにはラーニングコーチ(保護者が授業に付き添うサポート役)が必要とされています。オンラインで送迎がない点は負担が減りますが、はじめは親の関与がかなり求められそうです。
イギリスのCambridgeカリキュラムも選べる
21Kスクールが提供するカリキュラムは、インドと英国(British)の2系統です。
Britishカリキュラム(Cambridge / Pearson Edexcel)
英国のCambridge Assessment International Educationが開発した国際カリキュラムで、160の国と地域の約1万校が採用。3歳から19歳をカバーする体系があり、小学校課程を経て中高生向けのIGCSE、さらにA-Levelへと進む流れが、海外大学進学の王道ルートとして知られています。Pearson EdexcelもCambridgeと並ぶ英国発の国際資格機関で、中身はほぼ同等と考えてよいでしょう。英語で学ぶことを前提とした設計のため、海外大学を視野に入れるなら最も汎用性が高い選択肢です。
インドカリキュラム(NCERT)
インドの国定教科書に基づくカリキュラムで、特に数学と理科の水準が高いことで知られています。授業は英語で行われますが、インド国内の大学進学向けの設計です。海外大学や英語力の継続を目的とする場合は、Britishカリキュラムの方が国際的な認知度が高いため、日本人家庭にはそちらが現実的な選択肢になるかと思います。
優先すべきは英語力キープ?
小学生のうちは、とにかく身体を動かして友だちとたくさん遊んでほしい。これが我が家の教育方針。
画面の前に座り続ける学校生活で、友人関係や社会性はどうなるのか。日本の公立学校と並行することも考えましたが、それこそ勉強ばかりになって本末転倒。費用が安くても、子どもの時間は有限です。
現時点では、21Kスクールに入学させるつもりはありません。でも、子どもがホームスクーリングを望んだとき。英語で学びたいと言い出したとき。海外の大学を志したとき。そのときのカードとして、手元に持っておこうと思っています。知っているのと知らないのとでは、選べる未来が違います。
同じように「帰国後の英語力保持」を懸念している親御さんの参考になれば、と思いながら書きました。
